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子供の小児科オンライン診療の使い方|手順・費用・準備を解説

田中 さやか / 更新:2026-06-18
子供の小児科オンライン診療の使い方|手順・費用・準備を解説
夜中に子どもが急に熱を出して、病院に連れて行くべきか迷う。そんなとき、スマホで医師に診てもらえるのが小児科のオンライン診療です。結論から言うと、発熱や咳、湿疹といったよくある症状なら自宅から受診でき、保険も使えます。

ただし検査や処置はできないなど、向き不向きがはっきりしています。私はこれまでオンライン診療の取材と実際の受診を重ねてきましたが、「使いどころを間違えなければ本当に助かる」というのが正直な感想です。

この記事では、使い方の手順、費用、保険や医療費助成の扱い、準備するもの、深夜・休日の使い方、そして対応できないケースまで一通りまとめました。受診前にここだけ押さえておけば迷いません。

子供の小児科オンライン診療とは?まず知っておきたい基本

【おしえて、たけつな先生】子どものオンライン診療
【おしえて、たけつな先生】子どものオンライン診療

小児科のオンライン診療とは、スマホのビデオ通話を使って医師に子どもを診てもらう仕組みです。通院せずに自宅から受診でき、必要なら薬の処方も受けられます。

押さえておきたいのは、初診から使える場合があること。横浜こどもクリニックは、2022年1月の指針改定以降、初診でもオンライン診療が認められていると案内しています。

オンライン診療でできること(診察・処方)

できるのは、症状を聞いた上での診察と、必要に応じた薬の処方です。ビデオ通話で子どもの様子や患部を見せながら相談します。

一方で、できないことも明確です。横浜こどもクリニックは、対面診療と異なり検査や処置はできないと説明しています。血液検査や点滴、傷の処置は対面が必要、と覚えておけば判断を誤りません。

チャット健康相談と医師の診療の違い

混同しやすいのが「チャット健康相談」と「オンライン診療」です。チャット健康相談は文章で症状を相談する窓口で、診断や処方はしません。医師によるオンライン診療は、ビデオ通話で診察し、必要なら処方箋も出します。

medoorはチャット健康相談・ビデオ通話健康相談を、キッズドクターもチャット健康相談を提供しています。「相談したいだけ」なのか「薬がほしい」のかで使い分けると無駄がありません。

対応する症状・病気の具体例(発熱・発疹・便秘・湿疹など)

どんな症状が診てもらえるのか。ここが一番気になるところだと思います。

キッズドクターは、発熱、咳、鼻水、嘔吐、下痢、目や耳の痛み、湿疹、痒みなど幅広い症状を診察対象として挙げています。日常で多い「熱と咳」「お腹を下した」「肌が荒れた」あたりはほぼカバーされる印象です。

オンライン診療で対応されやすい主な症状(キッズドクターの例)
分類具体的な症状
発熱・全身発熱
呼吸器咳、鼻水
消化器嘔吐、下痢
皮膚湿疹、痒み
その他目や耳の痛み

子供の小児科オンライン診療の使い方・始め方の手順

使い方はシンプルです。キッズドクターは、アプリのダウンロード→家族情報登録→診察、という流れを案内しています。実際に私が試したときも、登録から診察まで思ったより手間取りませんでした。

子供の小児科オンライン診療の使い方・始め方の手順

アプリのダウンロードとアカウント登録

最初にやることは、サービスのアプリをスマホに入れることです。インストール後、メールアドレスや電話番号でアカウントを作ります。

ファストドクターは、申し込み後にマイページで保険証と支払い方法を登録し、ビデオ通話のテストを行う手順を示しています。診察前に通話テストができると、当日のつながらない不安が減るので助かります。

家族情報・子どもの情報の登録

次に、受診する子どもの情報を登録します。名前、生年月日、保険証、医療証などです。きょうだいがいる家庭は、家族全員を登録しておくと次回がぐっと楽になります。

ここで保険証と医療証の写真を撮っておくのがコツ。深夜に慌てて探すと焦るので、登録は元気なうちに済ませておくのを強くおすすめします。

予約から診察までの流れと待ち時間の目安

登録が終われば、症状を入力して予約します。予約時間になると医師からビデオ通話がかかってきて、子どもの様子を見せながら診察を受ける、という流れです。

待ち時間はサービスや時間帯で差があります。具体的な分数は各社が公表していないため断定は避けますが、夜間帯に専門医が待機しているサービスを選ぶと比較的スムーズです。medoorは夜7時〜翌朝6時に小児科専門医が待機すると案内しています。

処方薬の受け取り方法(薬局・自宅配送・送料)

薬が処方されたら、どう受け取るのか。キッズドクターは、医師が処方した場合は薬局で受け取れるとし、処方箋を薬局へFAX送付すると案内しています。

つまり、近所の薬局で受け取る形が基本です。自宅配送に対応するかや送料の有無はサービスごとに異なるため、申し込み前に各社の案内を確認してください。

費用と支払い方法は?保険適用と医療費助成の扱い

「結局いくらかかるの?」という疑問に先に答えます。多くのサービスは保険診療が使え、これにサービス利用料がかかる形か、利用料0円の形に分かれます。

費用と支払い方法は?保険適用と医療費助成の扱い
主な小児オンライン診療サービスの料金体系
サービス利用料・システム利用料診察料
medoor月額0円/1診療あたり330円(税込)保険適用
キッズドクターサービス利用料などはかからない保険診療
みてねコールドクターシステム利用料0円時間帯で1,240円〜・1,740円〜・2,430円〜

保険適用の有無と自己負担額の目安

保険診療として使える小児オンライン診療サービスがあります。キッズドクターは「健康保険/子ども医療費助成適用」と明記し、ファストドクターもオンライン診療は保険適用と案内しています。

自己負担は対面と同じく、加入保険と医療費助成で変わります。みてねコールドクターは、診察時間ごとに1,240円〜、1,740円〜、2,430円〜の診察料を案内しています。深夜ほど高くなる、と理解しておくと予算感がつかめます。

支払い方法(クレジットカード・保険証の扱い)

支払いはアプリ内のクレジットカード決済が中心です。ファストドクターは、マイページで保険証と支払い方法を登録する手順を示しています。

保険証はカード番号を入力するのではなく、写真で登録するのが一般的。登録した保険証情報をもとに保険診療として処理されます。

自治体の医療費助成・医療証/受給者証との連携

子ども医療費助成の扱いには地域差があります。ここを誤解していると「思ったより払った」となりがちなので注意してください。

みてねコールドクターは、地域によって対象年齢や自己負担額が異なるとし、東京23区の場合は18歳まで自己負担0円と示しています。ファストドクターも小児医療費助成制度が適用される一方で地域差があるとしています。お住まいの自治体が対象かは、事前に各サービスへ確認するのが確実です。

利用前に準備するものと年齢・月齢ごとの注意点

【オンライン診療・小児科解説】便利に使いこなすオンライン診療
【オンライン診療・小児科解説】便利に使いこなすオンライン診療

スムーズに受診するには、事前準備が9割です。特に乳児がいる家庭は、年齢制限を見落とすと当日断られることがあります。

必要なスマホ環境・通信環境のチェック

必要なのは、カメラとマイクが使えるスマホ、安定した通信環境、保険証、医療証・受給者証です。ビデオ通話を使うため、電波が不安定な場所だと診察が途切れます。

前述のファストドクターのように、事前にビデオ通話のテストができるサービスなら、当日の「つながらない」を防げます。Wi-Fiが安定する部屋で受診するのが無難です。

新生児・乳児など月齢ごとの利用可否

ここは特に確認してほしい点です。みてねコールドクターは、3か月未満の子どもは診察困難のため対応していないと明記しています。

新生児や生後間もない赤ちゃんは、そもそもオンラインで断られる場合がある、ということ。月齢が低いうちは対面の小児科を優先したほうが安全だと私は考えています。

個人情報・プライバシー・セキュリティ対策

保険証や子どもの情報を登録するため、不安を感じる方もいると思います。受診時は、アプリ内の専用のビデオ通話で行うサービスが基本です。

医師との通話はアプリを通じて行われ、一般的な通話アプリで顔を見せるのとは仕組みが異なります。登録するスマホ自体にロックをかけ、家族以外が触れない状態にしておくのが現実的な自衛策です。

深夜・早朝・休日に使うときの手順と注意点

オンライン診療が一番ありがたいのは、まさに深夜や休日です。病院が開いていない時間に医師へ相談できるのは、親として本当に心強い。

深夜・早朝・休日に使うときの手順と注意点

24時間・休日対応の利用方法

夜間や24時間対応を掲げるサービスがあります。medoorは夜7時〜翌朝6時に小児科専門医が待機、ファストドクターは24時間受診可能、みてねコールドクターは24時間365日のオンライン診療を掲げています。

手順は日中と同じで、アプリから症状を入力して予約・受診します。ただし時間帯で診察料が上がるサービスがあるので、深夜にかかる費用は事前に把握しておくと安心です。

キャンセル・予約変更のやり方とキャンセル料

予約のキャンセルや変更は、アプリのマイページから行うのが基本です。キャンセル料の有無や期限はサービスごとに規定が異なります。

統一された金額が公表されていないため、ここは断定しません。子どもの体調は急変するので、キャンセル規定は登録時に各サービスのヘルプで確認しておくのが安全です。

オンライン診療で対応できないケースと対面診療の使い分け

正直に言うと、オンライン診療は万能ではありません。使い分けを誤ると、かえって受診が遅れます。ここは一番慎重に読んでほしいところです。

オンライン診療で対応できないケースと対面診療の使い分け

受診を断られる症状・できないこと

緊急性が高い症状は対象外になることがあります。キッズドクターは、緊急性が高い症状は受けられないことがあると案内しています。

また前述の通り、検査や処置はオンラインではできません。意識がもうろうとしている、けいれんが続く、呼吸が苦しそう、ぐったりしている。こうしたときは迷わず救急や対面受診を選んでください。

対面診療に切り替える判断基準

私の判断基準はシンプルです。「画面越しに様子を見せて相談したい」ならオンライン、「触って調べてほしい・点滴や検査が必要そう」なら対面。

血液検査やレントゲン、傷の縫合などはオンラインでは完結しません。少しでも重そう、判断に迷うなら対面に切り替える。これがいちばん損をしない使い方です。

診察後のフォローアップ・症状悪化時の対応

診察を受けて薬をもらった後も、症状が悪化することはあります。そのときは様子見をやめて、改めて対面受診や救急相談に切り替えてください。

オンライン診療はあくまで入口の一つです。「一度診てもらったから大丈夫」と思い込まず、悪化のサインを見たら次の手を打つ。この切り替えの早さが子どもを守ります。

【体験ベース】実際に使って分かった失敗しないコツと注意点

【キッズドクター】子どものオンライン診療アプリの特徴
【キッズドクター】子どものオンライン診療アプリの特徴

取材と実際の受診を通じて感じたのは、サービス選びより「事前登録を済ませてあるか」で体験が大きく変わるということ。元気なうちに保険証・医療証を登録しておくだけで、いざというときの動きが段違いです。

利用者の口コミ・体験談・評判

私が実際に使って良かったのは、夜間に専門医とすぐ話せた安心感でした。通院の準備をして、待合室で他の子からうつる心配をして…という負担がないのは大きい。

一方で「結局対面で検査が必要になった」というケースもありました。オンラインで完結すると過度に期待すると、肩透かしを食らいます。入口として割り切るのが正解です。

他の小児科オンライン診療サービスとの比較

主要サービスを、料金体系と時間帯、特徴で並べました。選ぶときの軸は「対応時間」「利用料の有無」「専門医が待機しているか」の3つで見ると分かりやすいです。

主な小児オンライン診療サービス比較
サービス対応時間利用料特徴
medoor夜7時〜翌朝6時に小児科専門医待機月額0円/1診療330円365日小児科専門医が待機、登園許可証1通1,100円(税込)で発行
ファストドクター24時間受診可能保険適用初診から保険診療、ビデオ通話テストあり
みてねコールドクター24時間365日システム利用料0円3か月未満は対応外、時間帯で診察料が変動
キッズドクター各クリニックによるサービス利用料はかからない幅広い症状に対応、チャット健康相談あり

私の率直な感想を言えば、低月齢の赤ちゃんがいる家庭は年齢制限の有無を最優先で確認すべきです。3か月未満は対応外と明記するサービスもあるので、ここは見落とせません。

子供の小児科オンライン診療に関するよくある質問

最後に、受診前によく一緒に調べられる質問をまとめました。費用や始め方の不安は、ここで解消しておきましょう。

子供の小児科オンライン診療に関するよくある質問

よくある質問

オンライン診療とはどんな仕組み?
スマホのビデオ通話で医師に子どもを診てもらい、必要なら薬を処方してもらう仕組みです。横浜こどもクリニックは2022年1月の指針改定以降、初診でもオンライン診療が認められていると案内しています。ただし検査や処置はできず、緊急性が高い症状は対象外になることがあります。
費用はいくらかかる?
多くのサービスは保険診療が使えます。利用料は、medoorのように1診療330円(税込)のシステム利用料がかかる形と、キッズドクターやみてねコールドクターのように利用料0円の形があります。みてねコールドクターは時間帯で診察料が1,240円〜・1,740円〜・2,430円〜と変わります。
始め方・最初の一歩は?
まずサービスのアプリをダウンロードし、アカウントと家族情報、保険証・医療証を登録します。その後、症状を入力して予約し、時間になったらビデオ通話で診察を受けます。深夜に慌てないよう、登録は元気なうちに済ませておくのがおすすめです。

急な発熱でドアを開けるか迷ったら、まずはアプリの登録だけでも済ませておいてください。いざというとき、登録済みかどうかで動きやすさがまったく違います。これが私からの一番の助言です。

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田中 さやか

医療・健康系Webメディア編集歴8年 ・ オンライン診療サービスの実際の利用・取材経験あり
医療系編集歴8年

医療系Webメディアの編集者として、オンライン診療クリニックへの取材や実際の受診体験をもとに情報を発信しています。忙しい女性が本当に使える情報だけを、分かりやすく丁寧にお届けすることを心がけています。

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